令和2年度 福岡県済生会八幡総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 2 21 64 67 155 307 708 1364 1477 633
※年齢を10歳刻みで患者数を掲載しています。
※入院日の年齢です。
※90歳以上は年齢階級が1つとなっています。

北九州市は高齢化率(人口に対する65歳以上の高齢者の割合)が31.0%(北九州市令和3年3月31日時点)で、1年で0.3%上昇しています。
北九州市のなかでも当院所在地八幡東区の高齢化率は36.7%で、全国平均28.7%(総務省統計局令和2年9月15日時点)を大きく上回っています。
このような地域環境のなか、令和2年度の退院患者は4,798名で、入院患者に対する65歳以上の割合は82.2%と極めて高く、1年で0.3%上昇しています。
また、75歳以上の後期高齢者が60.2%を占めています。
年齢階級別では80歳代が30.8%と一番多く、70歳代が28.4%、60歳代14.8%、90歳超13.2%となっています。
新型コロナウイルス感染症の影響で、4月から6月の3ケ月間は令和元年に比べて入院患者数の減少がみられましたが、その間も救急搬送受入件数は増加しており、新規入院患者数は令和元年度に比べ、令和2年度が+17名でした。
地域の医療機関、介護施設、在宅医からの紹介や救急搬送を断らずに受け入れる体制を整えており、当院が高齢者救急医療に力をいれていることが、反映していると考えます。


診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
腎センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全: 手術なし、処置なし 18 24.5 11.04 16.70% 75.5
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全: 手術なし、人工腎臓あり 16 15.63 14.01 - 63.3
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症:手術なし 12 31.17 13 8.30% 83.4
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全:  動脈形成術・吻合術・その他の動脈等あり、処置なし 10 10.4 8.15 - 63.9
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全:   動脈形成術・吻合術・その他の動脈等あり、人口腎臓あり 10 38.1 33.5 - 71.6
※各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について、DPCコード、名称、患者数、自院と全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を掲載 しています。
※各診療科上位5位までで、患者数が10件未満のものはハイフン(ー)で表示しています。
※【診断群分類とは】診断群分類(DPC:Diagnosis Procedure Combination)とは、ICD国際疾病分類(傷病および死因の国際比較のために世界保健機構WHO)が制定している分類)で、病名をマンパワー、手術、医薬品、医療材料などの医療資源の必要度から、統計学的に意味のある病名グループに整理し、分類したものです。

当院腎センターは、慢性腎不全の治療選択として、九州で最初に開始した血液透析、西日本の一般病院として最初に成功した生体腎移植、比較的新しい透析方法である腹膜透析、そして、血液ろ過透析(HDF)や在宅血液透析という多くの腎代替療法が、患者さんの年齢、病態や生活パターンに合わせて最適の治療方法を選べる体制となっています。
慢性糸球体腎炎に対しては、腎生検による診断からIgA腎症に対しては、扁摘+ステロイドパルスによる根治療法、そして免疫抑制剤や血漿交換による治療迄行っています。
透析患者さんにおける合併症に対しては、バスキュラーアクセストラブルに対する自家静脈・人工血管を用いたシャント再建、経皮的血管形成術(PTA)、内シャント瘤切除・再建などを血管外科および放射線科との協力体制で行っています。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症重点医療機関として、新型コロナウイルス感染症で透析が必要な患者さんの受入れを行いました。
令和2度の透析導入症例数は38例です。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900xx 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし 20 23.9 17.23 10.00% 84.6
050210xx97000x 徐脈性不整脈-手術あり-処置1:なし、1,3あり-処置2:なし-副病:なし - - 10.56 - -
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし - - 3.07 - -
050070xx9900xx 頻脈性不整脈-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし - - 7.09 - -
050140xx99x00x 高血圧性疾患:心臓カテーテル法による諸検査等なし - - 8.78 - -
当院の循環器科は循環器疾患全般を対象に、診断・治療・予防に取り組んでいます。
心不全の入院患者が当科入院全体の約半数を占めています。急性期は積極的にNIPPV(ASV療法など)や薬物治療を行いますが、高齢者が多く、 通常の心不全の治療に加えて、廃用予防、自宅退院に向けての理学療法士による早期からの運動療法の介入を積極的に行っています。
また、適応があれば、経皮的冠動脈形成術を施行しています。
入院患者さんは、地域の高齢化を反映して、平均年齢は80歳を超えています。
毎週、医師・看護師・理学療法士・言語療法士・ソーシャルワーカー等の多職種によるカンファレンスを行い、生活の質の向上、早期退院、再入院予防のため、包括的に患者さんにアプローチを行っています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。):   内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術あり 104 3.1 2.66 1.39% 69.2
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石・胆管炎:内視鏡的胆道ステント留置術等あり 35 11.29 9.53 0.00% 85.9
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞:手術なし、処置なし 33 15.9 9.08 0.00% 73.6
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上):   鼠径ヘルニア手術・腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術あり 32 10.2 4.86 0.00% 70.2
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍:   化学療法(アバスチン点滴静注用等)あり 24 5.29 4.51 0.00% 74.6
当院の外科は消化器外科を中心に、一般外科診療を行っています。
食道、胃、大腸など消化管の手術では積極的に腹腔鏡下手術を導入して、より低侵襲な治療をめざしています。
消化器がんの治療では、手術に最新の臨床知見に基づいた抗癌剤治療を行う集学的な治療を行っています。
令和2年度は大腸の良性腫瘍(大腸ポリープ)、胆管結石・胆管炎、腸閉塞、鼠径ヘルニア、結腸癌、大腸憩室症の順となっています。
ヘルニアは専門外来を設置しています。
肝・胆・膵領域でも、腹腔鏡下の手術を取り入れながら積極的に手術を行っています。
救急搬送の増加により、緊急手術が多くなっています。
当院は高齢化率が高い地域で、各疾患ともに平均年齢が高く、高齢者の手術が多くなり、麻酔科と緊密な連携をとっています。
早期離床、社会復帰にむけて、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、社会福祉士等が連携をとり、チーム医療を促進してサポート体制を充実させています。
平均在院日数が全国平均より長いのは、高齢者の周術期におけるリハビリテーションにより、歩いて帰ることができることに取り組んでいる影響です。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折:人工骨頭挿入術・人工関節置換術等あり 69 42.25 25.09 42.00% 85.8
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。):手術なし 62 37.61 18.81 32.30% 82.4
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷:関節鏡下肩腱板断裂手術等あり 33 44.39 17.59 9.10% 62.2
070290xxxxxxxx 上肢関節拘縮・強直 31 40.42 10.6 3.20% 62.5
070050xx97xxxx 肩関節炎、肩の障害(その他):関節鏡下肩腱板断裂手術等あり 19 49.84 22.23 5.30% 76.7
当院の整形外科は一般整形外科のほか、関節外科、特に肩・肘・膝・股関節を中心に治療を行っています。
地域の高齢化を反映して、大腿骨頚部骨折、骨粗鬆症に伴う胸椎・腰椎の圧迫骨折が多く、平均年齢は80歳を超えています。
高齢者が多いので、早期リハビリテーションの取り組みとともに、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟への転科による継続治療、 および、 クリニカルパス等を使用した地域の医療機関との連携による継続治療等により、患者のQOL(生活の質)をあげることに心がけています。
当院は「骨粗鬆症検診精密検査実施登録医療機関」に指定されたおり、骨粗鬆症外来を行っています。
また、骨粗鬆症研究会を主宰し、リエゾンサービスを含め、早期発見、早期治療、早期社会復帰を目指して努力しています。
当院は、特に肩関節の腱板損傷や肩関節脱臼、スポーツ障害肩を専門としており、的確な診断、治療方針の決定、症状に応じた最小侵襲手術である肩関節鏡下手術や、人工肩関節置換術、腱移行術などの直視下手術も積極的に行っています。肩関節の手術は117件です。
肩関節の変性疾患に対する手術は99件で、内訳は鏡視下手術は79件と人工肩関節置換術20例です。難治性症例の紹介を沢山受けています。
高齢者が多く、患者の生活を考慮し、できるだけ早期にリハビリを開始し、できるだけ良い状態で社会復帰・家庭復帰をしていただくことを目標としているため、平均在院日数が全国平均より長くなっています。
脳神経外科センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:なし-発症前Rankin Scale 0、1又は2 147 19.8 15.64 19.10% 73.1
010230xx99x00x てんかん-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし 92 16.62 7.48 10.90% 69.9
010200xx01x00x 水頭症-水頭症手術 脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし 72 22.1 21.03 6.90% 79.2
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:1あり-発症前Rankin Scale 0、1又は2 55 16.22 17.35 3.64% 68.38
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:なし 48 19.85 9.68 14.60% 80.6
当院の脳神経外科は、北九州市の脳神経外科の中核病院として脳神経外科全般を取り扱っていますが、山口、大分、佐賀、熊本の隣県はもちろん時には、長崎、鹿児島、宮崎、広島からも患者さんが集まっています。
急患は絶対断ることなく、1次、2次を問わず365日24時間体制で救急患者を受け入れています。
CT、MRI、MRA、3D-CTA(CTを使った3次元血管造影)等の検査を行い、病院への搬入から1時間以内に開頭手術ができる体制を整えています。
脳梗塞は発症時期、JCS(意識障害のレベル)、発症前Rankin Scale(重症度指標)などで細分化されており、脳保護剤であるエダラボン使用症例が
147件で、昨年の1.1倍に増加しています。
令和2年度の脳神経外科の退院患者数は1,297人で、そのうち、脳血管疾患が726人です。
また、外傷における頭部損傷は135人と多く治療しています。
当科では、リハビリテーション科と協働で、できるだけ早期にできるだけよい状態で退院していただけるように、早期からリハビリテーションに 取り組んでいます。
「患者さんのために」をモットーに毎日回診を行い、早期診断、早期かつ積極的な治療に努める一方、近隣のリハビリテーション専門病院とも密に連携をとって治療に当たっています。
血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患:四肢の血管拡張術・血栓除去術等あり 78 4.78 5.43 6.40% 74.1
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患:下肢静脈瘤血管内焼灼術等あり 77 2.17 2.74 0.00% 67.5
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患:血管移植術・動脈形成術等あり 25 18.56 16.13 20.00% 73.6
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤:ステントグラフト内挿術あり 23 10.13 11.56 4.40% 77.8
050170xx99000x 閉塞性動脈疾患:手術等なし 23 4 8.05 17.40% 73.7
当院の血管外科は、腹部、四肢の動静脈疾患に対する治療を行っております。
閉塞性動脈疾患は手術術式等により細分類されていますが、全体では176件です。
閉塞性動脈疾患のなかで多いのが閉塞性動脈硬化症です。動脈硬化が原因で、脚の動脈が狭くなったり詰まったりした結果、虚血症状を来たす病気です。
治療には、血管内治療やバイパス手術などの血行再建術があります。
動脈瘤とは、”動脈にできたこぶ”です。全身あらゆる動脈にできますが、腹部大動脈瘤にできる頻度が最も高くなっています。
動脈瘤は自然に退縮することはなく,根治治療は手術です。
いわゆる脚の静脈が”こぶ”になった下肢静脈瘤は77件です。
下肢静脈瘤の治療は、硬化療法、伏在静脈抜去術(ストリッピング術)、伏在静脈焼均術(レーザー治療)、弾性ストッキングの着用による症状の軽減などがあります。
腹部大動脈瘤の手術方法は、開腹して人工血管で置き換える方法と、カテーテル法でステントグラフトを挿入する方法があります。
当科はステントグラフト挿入術を多く行っています。
血管外科領域における地域の砦となり、多様な血管外科の患者さんの治療を行っていますので、重症の合併症を抱えている患者さんが多く、 地域の医療機関と連携して治療を行っています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患:水晶体再建術等あり、片眼 91 2.04 2.76 0.00% 75.6
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患:水晶体再建術等あり、両眼 - - 4.95 - -
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患:手術なし - - 2.56 - -
020370xx99xxxx 視神経の疾患:手術等なし - - 11 - -
当院の眼科は、眼科全般にわたって診療を行っており、地域の医療機関からの紹介されて受診される患者さんが多くを占めます。
総合病院の特色を活かした他科と連携した診断・治療に取り組んでいます。
令和2年度の白内障は全体で93件入院治療を行っています。高齢者が多くなっています。
午前は通常外来を毎日月曜日~金曜日で行っています。午後は、予約制で、術前検査、レーザー治療、手術,ステロイド眼球注射等の処置や、視野検査、眼球運動検査、蛍光眼底造営検査等の特殊検査を予約制で行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 13 10.31 9.12 0.00% 74.9
080010xxxx0xxx 膿皮症(蜂窩織炎):手術等なし - - 12.87 - -
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物:皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等あり - - 4.06 - -
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 - - 11.29 - -
100100xx99x0xx 糖尿病足病変:手術なし - - 21.56 - -
皮脂欠乏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、じんま疹、皮膚そう痒症、乾癬、薬疹、白癬、皮膚潰瘍、褥瘡など一般的な皮膚疾患の治療を行っています。
また、全身照射型のナローバンドUVB,局所照射型のエキシマライトの装置を備えており、乾癬やアトピー性皮膚炎、尋常性白斑、掌蹠膿胞症などの適応患者さんに照射しています。
帯状疱疹、蜂窩織炎、丹毒、糖尿病性潰瘍などの入院治療を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍:膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術あり 48 7.31 7.13 0.00% 77.4
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症:手術なし 43 13.56 13 18.60% 82.4
11012xxx020x0x 上部尿路疾患:経尿道的尿路結石除去術あり 38 6.74 5.67 0.00% 71.1
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍:手術なし、前立腺針生検法あり 30 2.03 2.54 0.00% 75.3
110080xx9900xx 前立腺の悪性腫瘍:手術等なし 14 7.86 10.08 0.00% 72.2
当院の泌尿器科は、泌尿器科領域のほぼ全ての疾患の診断と治療を行っています。
入院患者さん全体では、前立腺の悪性腫瘍59件、膀胱の悪性腫瘍70件、尿管の悪性腫瘍16件、腎の悪性腫瘍10件、腎盂の悪性腫瘍7件等、悪性腫瘍(悪性新生物)いわゆる「がん」が年々増加しています。
泌尿器科領域のがんでは、手術のみならず、抗癌剤による治療も積極的に行っています。
前立腺癌に対する根治的前立腺摘出術は、内視鏡手術用支援機器を用いた手術(いわゆるダヴィンチ手術)が主流となった為、当院での前立腺癌に対する開腹手術は激減しました。
腎結石及び尿管結石は全体で76件です。また、高齢者の尿路感染症、急性腎盂腎炎なども多く治療しています。
緩和ケア病棟、地域包括ケア病棟を有しており、患者さんにとっての最適な療養環境の提供を心がけています。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400800499x00x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上):副傷病なし 72 23.59 18.64 14.50% 87.59
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎:手術なし-処置2:なし 69 24.13 20.51 11.60% 82.9
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 67 20 13 2.80% 81.6
0400800499x01x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上):心不全・胸水など副傷病あり 64 30.97 21.75 4.80% 89.2
080010xxxx0xxx 膿皮症(蜂窩織炎等) 32 28.31 12.87 13.20% 80.3
高齢化社会では、引き続き高度な専門的治療も必要となりますが、それに加えて全人的医療が強く求められます。
そのために、当院における内科診療体制を「総合診療科」が窓口となり外来・入院治療を行い、専門的な治療が必要な場合に臓器専門医が担当することとしています。
症状のわからない患者に対して、臓器の枠にとらわれない幅広い知識を活かして最適な医療の実施をめざしています。
地域の高齢化率を反映し、平均年齢が高く、再入院を繰り返さないように嚥下訓練などを行う為、全国平均在院日数より長くなっています。
総合診療科の入院患者は、肺炎、誤嚥性肺炎、尿路感染症、蜂窩織炎、尿路感染症、脱水症などが多くなっています。
DPCコード分類別では、合併した疾患がない肺炎が一番多く72件で、平均年齢は87.6歳と地域の高齢化を反映しています。
肺炎は細かくコードが分類されており、心不全などを合併した肺炎が64件で、平均年齢は89.2歳となっています。
急性期の治療が落ちついた段階で、地域包括ケア病棟へ転棟し、自宅や施設への退院に向けて、嚥下訓練を含むリハビリテーションを行っています。
高齢者に限らず、すべての患者さんに対して切れ目なく繋がった診療と看護、およびリハビリテーションを提供できるシステムを構築し、ADL(日常生活活動)を低下させないチーム医療に取り組んでいます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 20 - - 11 - 13 1 8
大腸癌 16 17 13 28 - 26 2 9
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - 33 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※ 5大癌について初発患者はUICC(国際対がん連合)のTNM(がんの病期の評価・分類)から示される病期分類による患者数を掲載しています。
※一連の治療期間に入退院を繰り返すなどを行った場合は、同一患者に入退院を繰り返した回数分をかけた延患者数を掲載しています。
※患者数が10未満のものは(ー)ハイフンで掲載しています。

当院は、5大癌(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)に対する手術・化学療法の集学的治療を積極的に行っているほか、食道癌、膵臓癌、胆嚢癌、胆管癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、腎盂癌、脳腫瘍なども集学的治療を行っています。
5大癌のなかで当院は大腸癌が一番多く、初発癌が74件で、進行癌(StageⅡ以上)が58件78%と高くなっています。
次に胃癌、肝癌、肺癌、乳癌の順の患者数となっています。
当院は緩和ケア病棟を有し、緩和ケアチームと診療科が連携をとり、疼痛管理を始めとした終末期の治療についても幅広くカバーし、ステージⅢやⅣといった進行症例や再発症例も一人ひとりに適切な治療法を選択して、患者のQOL(生活の質)をあげ、最後まで心地よく過ごしていただくことを目指しています。
地域の薬剤師さんと連携を図り、外来で化学療法を受けられる患者さんにとって安心した療養が行えるようにするとともに、化学療法投与中の患者さんが管理栄養士に栄養相談をしやすい体制を整えています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - 13.57 58.1
中等症 50 16.36 82.4
重症 10 33.71 87.4
超重症 - 50 71
不明 - - -
※市中肺炎とは:通常の社会生活を送っている中で発症した肺炎です。

成人市中肺炎の重症度別患者数とは、入院のきっかけになった傷病名および最も医療資源を投入した傷病名が、肺炎レンサ球菌による肺炎、インフルエンザ菌による肺炎、細菌性肺炎、気管支肺炎などで、普段の生活の中で発症して入院した患者さんについて、重症度別に分類しています。
「軽症」は平均年齢が58歳と若く、平均在院日数も短くなっていますが、重症度があがるにつれ、平均年齢が高くなっています。
「中等症」が全体の74%を占め、平均在院日数16日、平均年齢82歳です。
当院は入院患者に対する75歳以上の後期高齢者が60.2%を占めており、認知症を併存している患者さんも多くいらしゃいますが、急性期一般病棟と地域包括ケア病棟を活用して患者さんにとって、最適な療養環境の提供に心がけています。
地域の医療機関、介護施設、在宅医と連携して、紹介や救急搬送を断らずに受け入れる体制を整えて、高齢者救急医療に力を入れています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 399 23.32 76.7 21.72%
その他 80 21.56 74.2 4.80%
※脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を掲載しています。
※転院率は退院先が「他の病院・診療所への転院」とし、転院患者数/全退院数です。

令和2年度の閉塞性脳血管障害全体では578例でした。
脳梗塞はできるだけ早く適切な治療を開始することが重要であり、当院は365日24時間対応できる体制をとっています。
CT、MRI、MRA、3D-CTA(CTを使った3次元血管造影)等の検査を行い、早期に適確な診断から治療に繋げています。
人口が減少している地域にも拘わらず、前年度比+13%の脳梗塞の患者さんを受け入れています。
3日以内に発症した急性期の脳梗塞が399件で83.3%を占めており、緊急に治療を開始しています。
3日以内の発症の患者さんの平均年齢は76.7歳、平均在院日数23.3日、転院率21.7%です。
当院は、急性期一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟を有しており、治療経過に沿って、患者さんにとって最適な療養環境を提供できる体制を整えています。
早期にできるだけよい状態で退院していただけるように、早期からリハビリテーションに取り組んでいます。
また、脳卒中地域連携クリニカルパス(治療計画書)を利用した継続治療を、地域の専門病院と密な連携をとって行っています。
院内の多職種との連携、および、地域の医療機関と連携して、患者さんに最適な治療、療養環境の提供、社会復帰・家庭復帰に向けた支援を心がけています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
腎センター
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 44 1.73 2.18 9.10% 63
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 42 11.77 26.47 5.90% 69.4
K607-3 上腕動脈表在化法 11 4.33 8.33 8.33% 72.3
K4641 副甲状腺腫過形成術(上皮小体) - - - - -
K4642 副甲状腺腫過形成術(上皮小体)(一部筋肉移植) - - - - -
※上位5位までで、患者数が10未満のものは(ー)はハイフンで掲載しています。
※入院中に複数の手術を行った場合は、主たる手術をカウントしています。
※Kコードとは:診療報酬点数の手術コードです。

令和2年度は、上記手術のほか、腎移植(生体)2例を行っています。
当院腎センターでは1970年より内シャント作製を開始し、自家静脈およびグラフト内シャント造設および再建術などのバスキュラーアクセス手術、およびPTA(経皮的血管拡張術)を年間100例ほど施行しています。
二次性および原発性副甲状腺機能亢進症に対する外科手術(副甲状腺摘出術)については、年間約15症例を施行し、すでに500例を超える 多くの経験があり、透析患者さんの場合には、手術によって透析患者さんの骨関節痛や皮膚掻痒感、四肢の筋力の改善など著明なQOL(生活の質)の回復を得ています。
副甲状腺摘出術を受けられる患者さんは、平均透析歴14年くらいで、平均年齢60歳台と比較的に若いのですが、手術後には透析導入患者さんと比較しても遜色のない10年生存率が得られています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 114 1.14 3.96 0.00% 69.9
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 77 2.69 19.24 4.80% 83.5
K654 内視鏡的消化管止血術 43 7.08 28.52 1.30% 94
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 52 2.33 10.64 5.10% 69
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 32 8.3 17.04 0.00% 76.2
令和2年度は全体で311件の手術を行っています。特に、高齢者に対する手術症例が増加しています。
消化器外科を中心に、積極的に鏡視下手術(腹腔鏡、胸腔鏡を使用した手術)を導入して、より低侵襲な手術を行っています。
症例数では大腸ポリープにおける内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術を多く施行していますが、緊急な対応が必要な「救急疾患」に365日24時間迅速に対応できる体制が整っており、速やかな入院および手術を行っています。
緊急な対応が求められる急性胆のう炎、胆石症や消化管出血などに、内視鏡的胆道ステント留置術や腹腔鏡下胆のう摘出術や内視鏡的消化管止血術を多く行っています。
結腸をはじめ悪性腫瘍に対しても、腹腔鏡下手術を積極的に行っています。
鼠径ヘルニア(脱腸)は病態に応じて、局所麻酔や腰椎麻酔で皮膚表面側から治療する術式や、全身麻酔で腹腔鏡を用いて体の内側から治療する術式を患者さんに応じて選択しています。
高齢者の担癌患者に対しても、個々に対応した治療を行っています。
各疾患に対する治療法は多様化してきており、患者さん一人一人の状態を十分に検討した上で、患者さんのQOL(生活の質)を重視し、適切な時期に適切な方法を選んで治療を行っています。
術前は歯科と連携をとり周術期口腔機能管理を行い、術後は早期からリハビリテーションを開始し、早期離床にとりくんでいます。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) etc. 65 3.25 36.95 40.0% 83.8
K076-21 関節鏡下関節授動術(肩) 32 32 37.97 3.50% 62.7
K0821 人工関節置換術(肩) etc. 29 1.55 43.17 6.90% 75.1
K080-41 関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単) 29 2.58 38.71 8.30% 60.5
K0811 人工骨頭挿入術(股) etc. 22 6.18 45.27 31.80% 86.8
当科は地域の高齢化を反映し、肩甲骨、上腕、大腿骨などの骨折に対しての骨折観血的手術が多くなっています。
四肢筋腱損傷、特に肩関節の腱板損傷や肩関節脱臼、スポーツ障害肩を専門としており、症状に応じた最小侵襲手術である関節鏡下肩腱板断裂手術や、人工骨頭挿入術、人工肩関節置換術、腱移行術、関節鏡下関節滑膜切除術などの直視下手術を積極的に行っています。
手術のコード(診療報酬点数表のKコード)が細分化されていますので、肩関節の鏡視下手術は全体で約79例、人工肩関節置換術は20例施行しています。
人工膝、人工股はほとんどすべての施設で施行されますが、人工肩関節置換術を施行している病院は非常に少ない状況です。
その他、関節鏡下半月板切除術や手根管開放手術、神経剥離術など患者さんのQOL(生活の質)を考慮した手術を行っています。
地域の医療機関、介護施設、福祉施設から、高齢者や合併症を併発してある方などの難治性症例をご紹介頂き、手術を行っています。
脳神経外科センター
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 94 0.89 16.95 14.10% 78.1
K1742 水頭症手術(シャント手術) 81 4.4 16.9 6.50% 79.1
K6101 動脈形成術、吻合術(頭蓋内動脈) 37 2.41 15.12 0.00% 71.3
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 33 3.35 15.28 27.60% 66.7
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 30 1.5 24.36 10.70% 69.1
当科は、水頭症に対するシャント手術、慢性硬膜下血腫に対しての血腫穿孔洗浄術、未破裂脳動脈瘤に対する脳動脈瘤頸部クリッピング術などを中心に令和2年度は460例の手術を行っています。
手術コード(診療報酬点数表のKコード)が細分化されていますので、上位の手術コードは上記のようになっていますが、内訳は脳腫瘍切除術45例、脳動脈瘤ネッククリッピング術62例、脳血管吻合術および内膜剥離術55例、高血圧性脳内出血に対する血腫除去術5例、慢性硬膜下血種を含む頭部外傷に対する血腫除去術が97例です。
また、脳の主要動脈の狭窄、閉塞に対して、開頭して頭蓋外・内動脈吻合術、脳腫瘍に対する頭蓋内腫瘍摘出術、経鼻的下垂体腫瘍摘出術なども数多く専門性の高い手術を行っています。
その他、脊椎管狭窄症や脊椎不安定症などに対して脊椎固定術・椎弓形成術なども脳神経外科で手術を行っています。
手術は特別な急患手術を除いて完全無剃毛で行っており、充分な洗髪と消毒により感染やトラブルは皆無で、退院後すぐに社会復帰できるため非常に喜ばれています。
CT、MRI、MRA、3D-CTA(CTを使った3次元血管造影)等の検査を行い、病院への搬入から1時間以内に開頭手術ができる体制を整えています。
血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 104 2 15.26 12.10% 75.2
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 101 0.08 1.09 0.00% 67.5
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 27 2.19 13.71 23.80% 74.4
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 22 2 6.85 5.00% 77.5
K6082 動脈塞栓除去術(その他)(観血的) 21 2 11.95 31.60% 79.3
当科は下肢の静脈瘤および閉塞性動脈疾患の手術を専門に行っています。
下肢の静脈瘤の手術は、下肢静脈瘤血管内焼灼術(レーザー治療)や伏在静脈抜去術(ストリッピング)がありますが、当院は、下肢静脈瘤血管内焼灼術(レーザー治療)を多く施行しています。
閉塞性動脈硬化症に対する経皮的血管形成術、バイパス術などの血行再建術を専門に対応しています。
そのほか、腹部大動脈に対するステントグラフト内挿術、四肢切断術(大腿、下肢、足、手指、足指)などを行っています。
令和3年3月より新たに下肢静脈瘤塞栓術(グルー治療)を開始しました。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レン ズを挿入)(その他) 115 0.04 1 0.00% 75.6
K2821イ 水晶体再建術・眼内レンズ縫着 - - - - -
月曜日の午後と火曜日の午前に手術を行っています。
当科は、白内障手術が主で、高齢者が多く、片眼1泊2日を入院を基本としていますが、外来手術(日帰り手術)も行っています。
令和2年度の白内障は118例です。
また、令和2年度は加齢黄斑変性などに対する硝子体注射を98例行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 50 1.18 5.06 0.00% 77.8
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 38 1.84 3.92 0.00% 71.3
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 36 1.32 14.6 0.00% 80.2
K773 腎(尿管)悪性腫瘍手術 12 1.83 10.58 0.00% 71.5
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) - - - - -
令和2年度は前年度と大きな変化はなく、全体で174例でした。
悪性腫瘍の手術では、膀胱悪性腫瘍手術例が多く、腎(尿管)悪性腫瘍手術などが増加しています。
尿路結石に対しては、経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)、体外衝撃波・尿管結石破砕術、経尿道的膀胱結石摘出術などを行っていますが、その中で、最近では、経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)が、治療の中心となってきました。
令和2年度に経尿道的尿路結石術のレーザー装置が新型の装置に交換されました。
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(K768)は基本的に外来で行っています。延べ57例(内、初回28例)に施行しています。
経尿道的前立腺手術は、今後CVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)を中心に行っていく方針です。この術式は出血が殆どなく安全に手術が行る為に採用いたしました。
この術式は出血が殆どなく、安全に手術が行える為に採用いたしました。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 31 0.67%
180010 敗血症 同一 - -
異なる 14 0.30%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる 10 0.22%
180040 手術・処置等の合併症 同一 62 13.40%
異なる - -
※入院の契機となった傷病名と医療資源を最も投入した傷病名の「同一性」の有無を区別して、4疾患について、各症例数と発生率を掲載しています。
※「同一」は入院時にすでに発症・判明していること、「異なる」は入院後に発症・判明したことを意味します。
※症例数が10未満の場合は、(ー)ハイフンで掲載しています。

当院は、高齢者の急性期の救急搬送を多く受け入れており、播種性血管内凝固症候群や敗血症を発症して搬送されたり、各種検査後に播種性血管内凝固症候群や敗血症、真菌感染症などが判明することが多くあります。
また、急性期病院では一定程度の割合で、播種性血管内凝固症候群や敗血症、真菌感染症などは発生し得るものですが、患者さん個々人に最適な治療を行っています。
播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌感染症などの重篤な疾患はハイケアユニット(HCU)等で受け入れて集中的な管理をしており、地域医療の中核病院としての役割をはたしています。
手術・処置等の合併症は、透析導入のシャント術後の狭窄や閉塞した場合などが挙げられます。
一定頻度の発生はありますが、平均的と考えられ、患者さん個々人に最適な治療を行っています。
更新履歴
令和3年9月30日